
ぴえろよ!
繁盛するお店とそうでないお店の違いってなんじゃ?

難しい質問だね…
僕の口からはなんとも言えないかな。

将来わしが店をする時の為に知っておきたいのじゃ。
誰か詳しく教えてくれないかのぉ…

お困りのようですね。
いかがなさいましたか?

じょーかーなのじゃ!

毎度毎度タイミングよく登場するね。笑
繁盛するお店の特徴って?
飲食店は特別難しい資格は必要なく、割と誰でも簡単に開業ができてしまう業態です。
その反面、閉業率も高く1年以内に潰れるお店は50%以上。
10年以上存続できるお店は10%以下と言われている非常に難しい商売です。
閉店してしまうお店が多い中、繁盛し売上を伸ばしている飲食店は一体何が違うのかについてまとめていきます。

飲食店は『競合店』と呼ばれる商圏内のお店で争う商売と言っても過言ではないと思います。

きょうごう?
しょうけんない?

似た業態のお店とお店で、来てくれる見込みのあるお客さんを取り合うってことだね。

いわば争いです。
出店した場所、地域で唯一無二になれるかどうかが繁盛するポイントと言えるでしょう。

要は周りの飲食店に勝て!
ということじゃな。
小売業などの商売は7つの”力”の総合で決まる
商売繁盛させるには、店舗に必要不可欠な力の水準を高めるということが大切です。
- 「店舗力」
- 「近隣力」
- 「商品力」
- 「価格力」
- 「販促力」
- 「企画力」
- 「コミュニティ力」
この7つの総合力が競合店よりも上回ることで、他よりも強いお店をつくることができます。
これら一つ一つを深堀していきましょう。
1)店舗力
これは“お店の強み”のことです。
例えば一般の小売店の営業時間は1日大体8時間前後、長いところで12時間程度ですが、コンビニエンスストアなど一部の小売店は24時間営業をしています。
このように競合店より突飛抜けているところが、“お店の強み”になり差別化を図る要因となるというわけです。

顧客のニーズに合わせて差別化を図ることが大切です。
競合店との違いを明確にし、他に打ち勝つ経営力を!

なーんかむずかしーのじゃー。

いきなり挫折してない?笑
2)近隣力
主に商圏内の近隣住民などが自身のお店をどう感じているのか?
これを近隣力といい、良いと感じてもらえる声が多いほど近隣力が高いと言えます。
その他にも店員や経営者の知り合いなどが多いというのも、近隣力が強いというポイント。

要するにお店の周りの近しい人たちに、良く思ってもらうということですね。

そういえば商圏内のお客の好感や経営者のツテで、口コミとか取材とか引っ張ってくれることもあったよ。

それが近隣力というわけじゃな。
要は顧客満足度ってとこかのぉ。
3)商品力
お店で扱っている商品がどれだけ強いかを指します。
例えば車でレースをする際、軽自動車に乗るかフェラーリに乗るか選べるとしたら、あなたはどちらに乗りたいですか?
もちろんフェラーリに乗ると思いますが、これは商品が強いから。扱っている商品が強ければ強いほど有利に。
また新商品の多さやトレンド(流行)に応じた商品が揃っているなども強みになります。

飲食店で言えば美味しい料理ってことじゃないかな?

そうですね!
例は車ですが、飲食店であれば料理などの質が当てはまります。

扱う商品の強さとな…
競合店と比べて良いものを出すということじゃな。
4)価格力
価格が適切であることが大事です。
同じ商品でも価格が競合店より高いと売れません。
コストパフォーマンスが良く、購入したお客がまた買いたいと思うような価格であること。

コストパフォーマンスが良く、満足度が高い値段設定が大事ですね。

お店の利益も考えて値段をつけないといけないから、難しいよね。

値段設定も必要な力というわけじゃな。
5)販促力
商品を知ってもらう、商品をまた買いたいと思ってもらう、お店に足を運んでもらいやすくするなど。
これらを総称して販促力といい、経営する上で重要なポイント。
チラシ広告やCM広告、情報誌掲載やポイントサービスなどがこれに当てはまります。

良い立地で良い商品を販売していたとしても、知っていただかないと売れません。

重要な項目だね。
集客力とも言うんじゃない?

売るために必要な力ってことじゃな。
6)企画力
誰に何をどう売るのか?これを明確にすることが大事です。
例えば新しい新曲を販売する場合、小売店で売るのかライブ会場で売るのか、またインターネットのダウンロードで売っていくのか、販売経路が多ければ多いほど強いというわけ。
また大まかにターゲット層を決めるのではなく、しっかりと明確に決めておくのも強みになります。それに合わせた販売経路も検討するのが、この企画力です。

どういったターゲットの客層に、どういったメニューを販売していきたいのか?
などを具体的に検討することですね。

なるほど。
出店場所なんかのイメージにもつながるね。

頭がこんがらがってきたのじゃ。
7)コミュニティ力
これはお客との人間関係を良好にする手段のことを指します。
同じ業種業態の飲食店があった時に、仲がよい店員がいる方に行くのが人間というものです。
お客との関係を密にするため、人件費にお金をかけるなどの方法や、接客技術の向上を図るとコミュニティ力が強くなります。

お客様との関係を密にできれば、リピート客になり常連様に変わっていきます。
最近ではホスピタリティ(おもてなしの心)など大手企業では重要視されていますね。

接客力だね。

これはなんとなくイメージできるのじゃ。
小売業で成功している具体例
電化製品を扱っている大手企業を例にあげてみましょう。
ただ単純に”商品力”と”価格力”だけでモノを言うなら、新規参入で小さなお店が出店しても大手には絶対勝てません。流通ルートが弱い為、大手が仕入れるよりも高く仕入れ値がかかります。
しかしながら商店街などでよく電化製品を扱う小さいお店を見かけます。これは大手にはない”コミュニティ力”などの強みがある為。
「あそこの主人面白いから、あそこで買ってあげよう」などと顧客が思うことで、競合店と差別化ができます。上記の“7つの力”が競合店よりも強ければ強いほど、商売繁盛していきます。

繁盛するお店のポイントってやつじゃな。

これは街中の電気屋が例ですが、飲食店にも置き換えて考えることができますよね。

勉強になるなぁ…
新規参入はいずれかを突出させる
コンビニエンスストアが初めてできた時、なぜ繁盛したのか?
それは”店舗力”が競合店と比べ、突飛抜けていたからです。
”商品力”や”価格力”に違いはほとんどありませんが、今までにない24時間営業という”店舗力”に魅力があり、また需要があった為繁盛したわけです。
”商品力”や”価格力”が並でも、ゴールデンタイムのテレビ番組で紹介されるよう行動するなど、”販促力”が突飛抜けていれば商品は売れます。
ただし突出させてもいずれはお客に飽きられてしまう時期が来るので、次から次へアイディアを絞らせていく必要もあります。
お客は変化を求め、新しいものを追求するので、常に新しい存在であり続ける努力が大事。

お店を繁盛させるコツは以上です。
この7つの力の総合力が、競合店を上回ることで負けないお店を作ることができるでしょう。

わかったのじゃ。
だいたいは理解できたのじゃ!
まとめ
- 飲食店は近隣店舗との争い
- 商売繁盛させるためには競合店に総合的に勝つこと
- 小売業全体的にこれが当てはまる
- 繁盛させるには同時に周りのマーケティングは必要不可欠

今回はこのぐらいにしておきますね。

ありがとうなのじゃ!
今回は少しレベルが高かったのぉ。

すごくタメになった時間だったね。
コメント