
日本では各地域で、変わった料理があるのぉ…

突然どうしたの?笑

いや面白いと思ってのぉ。
各地で名物の郷土料理ってどんなのがあるのか知っておるかの?

うーん…そのあたりはあんまり詳しく知らないや。

おやおやこんなところで。
どうしたんですか?

てつじぃや。
実はのぉ…
地方で有名な郷土料理について
郷土料理の多くは産地で大量に取れる食材を、うまく消費できるよう試行錯誤されたものが多いです。
素材そのものの特徴を生かした料理が多く意外性のある組み合わせや保存の知恵など、一般的に知られている料理とは少し違うものもあります。

ここ島国である日本で、どんな郷土料理があるのか教えて欲しいのじゃ。

郷土料理で多いのはやはり魚ですね。
より長く保存するために開発された、一風変わった料理などが多いです。

ちょうどいいところに来てくれたよ。
郷土料理について、説明お願いします!

では地方で有名な美味しい郷土料理について、ご説明していきますね。
北海道:ちゃんちゃん焼き
サケ漁師が作り始めたとされる豪快な料理です。
サケの半身をホットプレートなどで焼き、玉ねぎやきのこなど野菜を加えて炒めたもの。
味付けは味噌とバターがメインですが、マヨネーズを使ったりと家庭によって味付けに少し違いがあります。

ちゃんちゃん焼きは美味しいですよ!
北海道に行く機会があればぜひ食べたい郷土料理です。

聞いたことあるのぉ。

食べたことあるよ!
美味しかったなぁ。
青森県:サメのすくめ
画像引用元:https://cookpad.com/recipe/2213241
北海道や青森県などでよく水揚げされるアブラノツノザメを加工したもの。
アブラノツノザメの頭を茹でて骨を取り除き、型に入れて冷やした煮こごりを食べる料理。
味付けは酢味噌で和える料理で、刻んだ野菜と合わせることもあります。

青森県では正月の料理の一品としても親しまれていると聞きました。

お酒のアテに良さそうだね。

日本酒じゃな、日本酒。
福島県:ほっきカレー
画像引用元:https://cookpad.com/recipe/5986337
戦後に生まれた名物料理がこのほっきカレー。
肉が高価でなかなか手に入らなかった時代に、身近なホッキ貝を具材に作ったカレーです。
貝の旨味成分コハク酸がカレーのルーに溶け出し、味もよく今現在でも作られている郷土料理。

家庭料理として今でも親しまれている料理ですね。

普通にお肉よりも美味しそうな気がするね。

今では肉より、ほっき貝の方が高そうじゃな。
東京都:深川めし
アサリのむき身と汁をご飯にかけたものです。
隅田川が貝の産地であった名残から、今でも郷土料理として親しまれています。
醤油ベースの味付けや、炊き込み御飯など調理方法に違いがあり、貝の旨味を存分に楽しめる料理です。

あさりの旨味が楽しめる郷土料理です。

今では割と各地でも浸透しているんじゃないかな?

わしはまだ聞いたことなかったのぉ。
わしには浸透していないのじゃ。
滋賀県:じゅんじゅん
画像引用元:https://www.zukan-bouz.com/zkan/zkan/dokuhon/unagi/junjun.html
琵琶湖周辺ではすき焼きのことを「じゅんじゅん」といいます。
滋賀県の郷土料理であるじゅんじゅんは、ウナギなどを薄切りにし野菜と一緒に、すき焼きの煮汁で煮て食べるというもの。
湖が漁獲の中心であったため、ウナギの他コイやナマズなどをすき焼きにして食べていたとも言われています。

滋賀県では名物のじゅんじゅんです。
いわば方言でしょうか。

誰かのあだ名みたいだね。笑

アイドルみたいな名前じゃのぉ。
兵庫県:くぎ煮
瀬戸内海で取れるイカナゴを甘辛く炊いたものがこのくぎ煮。
時期は早春〜夏場にかけてがよく出回り、見た目が折れた釘に煮ていることからこの名がついたと言われています。
白ご飯のお供に人気の郷土料理です。

名産のイカナゴを甘辛く炊いたものですね。

年配の方に好まれそうな料理だね。

わしは食べたことあるぞ!
甘辛くて、ご飯が進む料理じゃの。
島根県:隠岐そば
画像引用元:http://www.eiyou-shimane.com/recipe/kyoudo/recipe3.html
日本海で取れたマサバを焼き干しにし、ほぐして出汁を取ったものをそばにかけて食べる料理。
甘辛い出汁が特徴で、香りの高い蕎麦が名産の島根ならではの郷土料理です。

そばが好きなら食べたい一品ですね。
どちらかというと家庭よりの味がしますよ。

素朴な味ってことかな?

優しい味ってことじゃな。
広島県:わに料理
わに料理というのは爬虫類のワニではなく、サメのことを指します。
古くから正月やハレの日の料理であり、刺身はご馳走として親しまれていました。
「腹がつべとうなる(冷たくなる)ほど『わに』を食べたい」
と言われるほどに、この地方でサメの刺身は人気の高かった一品です。

冷蔵庫が普及してから、サメの人気は落ちましたが、この地方では今でも専門店があるぐらいです。

他の魚が普及する前までは、人気が高かったんだね。

サメは食べたことないのじゃ。
食べてみたいのぉ。
高知県:かつおのたたき
わらに火をつけ炎が上がっているところに、串打ちしたカツオの表面を炙った郷土料理。
炙ったカツオの皮に刻んだネギや青じそ、生姜など乗せ木べらなどで叩いて香りを移したもの。
薬味の香りを叩いてカツオに移していく工程から、カツオのたたきと命名された土佐の豪快な料理です。

言わずと知れたカツオのたたきですね。
全国的にも有名です。

炙っただけのものは、実はカツオのたたきじゃないって知ってた?

説明を聞いて知ったのじゃ。
叩いて香りを移すから、たたきなのじゃな。
愛媛県:鯛めし
画像引用元:https://www.iyokannet.jp/feature/tai/taimeshi
鯛の刺身を醤油・みりん・生卵に漬け込み、白ご飯に乗せて食べる郷土料理。
ごまや青ネギ、刻み海苔などと一緒に食べる、イメージは鯛だけの海鮮丼です。
一般的に鯛飯といえば、鯛を使った炊き込み御飯を想像しますが、愛媛では生の鯛を乗せたご飯のことを指します。

愛媛で取れる海鮮は美味しいと有名です。

食べたことあるけど美味しいよ。
失敗しない料理だね。

間違いなく美味しそうじゃのぉ。。
福岡県:わけ料理
画像引用元:https://www.zukan-bouz.com/sonota/sihoudoubutu/wake.html
有明海名物である”ワケ”とは『イシワケイソギンチャク』のことです。
茹でて酢味噌和えにしたり、味噌汁に入れて食べたりする郷土料理。
食感はプルンとして、他に国内で食用になる種類は『ハナワケイソギンチャク』『コイボイソギンチャク』の計3種類です。

一風変わった郷土料理です。
漁師の間で食べていたのが広まったと言われています。

イソギンチャク…見た目はちょっとグロいね。

機会があったら食べてみようかのぉ。
大分県:頭料理
大型のクエやオオニベなどの魚の頭やアラを、部位ごとに分けて湯通しして食べる料理です。
かぼす醤油で食べるのがこの郷土料理で、食べられる内臓や皮なども残さず調理します。
海から離れた山間部ならではで、貴重な魚を捨てずに大切に食べようとする心から生まれました。

薬味と一緒に食べる郷土料理です。

食べ物を大切にすることから生まれた料理って、感動するね。

郷土料理から見える背景も面白いのぉ。
鹿児島県:つけあげ
魚を包丁で叩いてミンチ状にしたものを、豆腐と合わせて揚げたもの。
さつま揚げと呼ばれることもあるぐらい似ている料理です。
豆腐の柔らかな食感と魚の旨味が美味しい郷土料理。

沖縄から伝わり根付いたと言われていますね。

これは美味しいね。

まちがいないのじゃ。
まとめ
地方に目を向けると、日本で生活していても知らない料理が多数存在します。
郷土料理は特産の食材を生かすために考え開発されたものが多い。
古くからの名残で未だに親しまれている郷土料理を、食べる機会があればぜひ食べてみてください。

今回はこのぐらいにしておきますね。

とても勉強になりました。

ありがとうなのじゃ!
ためになったぞよ。
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