
ぴえろよ。
スーパーでよく見るのじゃが…黒毛和牛とか国産牛とか何が違うのかの?

あーね!
そのあたり詳しいのは…

おや?
お久しぶりですね。

ちょうどいいところに来てくれたね!

おぉてつじぃなのじゃ。
ちょっと教えて欲しいことがあってのぉ…
まず牛の分類について
牛はまず乳用の牛と食用の牛に分けられます。
- 乳用の牛→『ホルスタイン』や『ジャージー牛』と呼ばれる牛の総称
- 食用の牛→『肉専用種』『交雑種』『外国種』などの種類
”交雑種”は違う種類の牛同士を掛け合わせたもので、”外国種”は言わずと知れたアメリカビーフやオージービーフなどのことを指します。
そして”肉専用種”というのは「和牛」という表示が可能な牛の種類であり、黒毛和牛もこの種類に当てはまります。

この手の話なら私にお任せください。
まずは牛の分類から知っておきましょう!

よろしくお願いします!

てつじぃ頼むぞよ。
気になって夜も眠れん…
分類については理解したのじゃ。
和牛に分類される4品種について
和牛には以下の3つの条件があります。
【和牛の条件】
- 食肉公正競争規約で和牛と認められている4品種
- 日本で生まれ飼育されている
- 上記2つの条件がトレーサビリティ制度によって確認できること
これらに当てはまる牛が和牛として認定され、販売することができるということ。
和牛の4品種について順にまとめていきます。
黒毛和種
全国の和牛の約90%以上を占めているのが黒毛和種で、『黒毛和牛』はこの種類。
黒毛和種は黒毛の単色で角・ひずめなども黒いのが特徴。
肉の色沢やきめ細やかさなど肉質が優れた遺伝子特性を持っている種類です。
- 松阪牛
- 神戸牛
- 米沢牛
- 前沢牛
- 近江牛 その他
このような日本で流通する『ブランド銘柄和牛』のほとんどがこの黒毛和種の牛。
全国的に飼育も盛んに行われている品種です。
褐毛和種
黒毛和種に次いで多い品種で、日本国内の割合は5%前後です。
『赤牛(あかうし)』と呼ばれることもあり、熊本県や高知県などが主産地。
名前の通り褐色・オレンジ色なのが特徴で、肉質は黒毛和種に近い品種です。
日本短角種
『短角牛』として青森県・岩手県・秋田県などでブランド化された品種。
成長が早く手間がかからない為、放牧が適した牛。放牧だとストレスがかかりづらいのも育てやすいメリットの一つ。
脂のサシが入りづらい品種ですが、赤身のあっさりとした肉が好みの人にはオススメの種類です。
無角和種
山口県が主産地で非常に少数の品種です。
『無角和牛』として産地でブランド化され、和牛の中では希少。
見た目は黒毛和種とそっくりですが、名前の通り角がないのが特徴。
肉質は短角種と同様、赤身でサシが入りづらく、輸入物の外国種に値段の面から消費量が激減した種類でもあります。

消費者の霜降り思考から、近年では黒毛和牛が飼育量も圧倒的ですよ。
2番目に多い赤牛でも、黒毛和種の比にもなりません。

なるほど…
これは知らなかった。

勉強になったのじゃ。
あと国産牛ってのについても知りたいのじゃ。
国産牛と和牛の違いについて
国産牛と和牛について似たようなものだという認識がありますが、実はそうではありません。
和牛は日本の在来種を元に作られた食肉専用の牛ですが、国産牛は日本で飼育・加工された肉のことを指します。
日本で飼育加工されたものは全て国産牛と表記ができるので、牛を海外から輸入し日本で飼育したものも国産牛と呼びます。
- 和牛→日本の在来種を日本で育てたもの
- 国産牛→海外の牛でも、輸入した後日本で飼育加工されれば表記が可能
ですので『和牛』と表記された方がランクが高いという認識で間違いありません。
『国産牛』と表記されたものは、アメリカやオーストラリアなど輸入牛でも日本で育てればこの表記で販売ができるというわけです。

逆にいえば和牛を国産牛として販売することは可能です。
ただ…ほとんどないでしょうね。笑

間違いないね。
和牛って書いているものの方が、肉の味がいいイメージだよ。

これは知らないと損しそうじゃのぉ。
勉強になったのじゃ。
まとめ
販売されている牛ですが、種類は多く存在しています。
ブランド銘柄の牛は元をたどれば黒毛和種というどれも一緒の種類。餌の種類が違う為、それぞれ肉質や味に違いがあります。
スーパーで購入する際は『国産牛』より『和牛』と表記されたものを選ぶ方がいいでしょう。味や質に違いがあります。

今回はこのぐらいにしておきますね。

勉強になりました!

知りたいことが知れて良かったのじゃ。
ありがとうなのじゃ!
コメント