
ぴえろよ!
コチという魚について教えて欲しいのじゃ!

いいよー!

どんな魚か気になってのぉ。
よろしく頼むぞよ!

わかった!
じゃあまとめていくね。
鯒(こち)の知識について
コチは夏を代表する昔ながらの高級魚です。
上から押しつぶされたような魚の外見をしており、関東では活けのものがフグのように食べられています。
高タンパク低脂肪で、夏バテの予防にも効果的な魚。
コチの生息域や旬の時期
<標準和名>
- マゴチ
<主な生息域>
- 南日本の浅い砂利地に生息
<旬の時期>
- 夏が旬だが周年美味しく食べられる

夏が旬の魚なのじゃな?

産卵期が4~7月で、その時期を過ぎれば身が太くなる傾向にあるよ。
まぁ味落ちはしづらい魚で、いつでも美味しく食べられているね。
夫婦仲の良い魚
夫婦で必ず仲良く一緒にいる魚と言われています。
釣り師にも人気の魚でオスかメスどちらか釣れると、必ずもう一匹も追いかけてきて釣れる。
上品な白身で食感のある身が美味しい、珍しい特徴を持つ魚です。

基本漁獲されたら料理屋におろされてしまうから、市場ではあんまり見かけることがない魚でもあるよ。

なるほどのぉ…
夫婦仲が良いと言われると、食べるのがちょっとかわいそうな気がするのぉ。
女鯒(めごち)について
刺身として食べるのが美味しいマゴチとは違い、天ぷらの王様と言われるメゴチという種類があります。
黒っぽい皮色をしたマゴチに対して、それよりも薄い皮色をしているメゴチ。
別名ネズミゴチとも呼ばれ、20センチ前後の小さい魚体をしているのも特徴です。

メゴチは天ぷらの王様と言われるほど、美味しい魚だよ。
刺身が美味しくて大きくなるマゴチとは別の種類の魚だね。

こんな魚もいるのじゃな。
了解なのじゃ!
美味しいコチの選び方
コチは鮮度が落ちやすい魚です。
触ってみて硬さを感じるものや目が澄んでいるものを選びましょう。
また漁獲された魚に刃物を入れ即死させた”活け締め”のものを選ぶのもポイントの一つ。

活け締めは値段が高いけど、鮮度が大事なコチはこっちを選ぶのがいいと思うよ。

コチはこっちを選ぶのじゃな!
こちはこっちを…

わざとじゃないから!笑
コチの捌き方
コチは普通の魚とは違い、少々捌くのが難しいです。
捌く方法は一緒ですが魚体が丸いので安定しずらく、骨に身が残りやすく歩留まりが悪くなる魚。
値段も高いので料理屋泣かせの魚でもあるでしょう。
【コチの捌き方】
※怪我をする恐れがあるので、あらかじめ背びれと腹ビレをハサミで切っておくと良いでしょう。
- 包丁や鱗ひきで鱗を取る
- 胸ビレと腹ビレの脇から、頭に向かって両サイド包丁を入れ頭を落とす
- 腹に包丁を入れ内臓を書き出す
- 腹背背腹の順番で、中骨に沿って包丁を入れ3枚おろしにする(腹骨が特に硬いので、怪我をしないように切り離しましょう)
- さばいた身の腹骨をすきとり、節取りしたら完成

普通の魚の3枚おろしと変わらないけど、形が丸いからコロコロ転がって捌きづらい魚だね。

ほぉ〜なるほどなのじゃ!

腹骨の形もちょっと変わってるから、節取りする時は刃先で骨に沿って、大きく落とさないといけない魚だよ。

可食部が少ない、歩留まりの悪い魚じゃな。
その分値段が高いとなると…
あんまり良い魚とは言えんのぉ。

手間のかかる子ほど可愛いっていうでしょ?
それと一緒だよ。笑
まとめ
- 夏を代表する魚の一種
- 夏バテに効果的
- 本種はマゴチで、天ぷらが美味しいメゴチとは別種
- 鮮度が落ちやすい魚
- 捌くのも一癖ある魚

まとめるとこんな感じかな?

勉強になったのじゃ!
ありがとうなのじゃ!
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