ブリの知識/旬の時期/選び方/生臭いニオイをとるコツ/出世魚

魚介類の知識
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piero

飲食業一筋のピエロ。
和食・洋食・中華・居酒屋・創作料理・専門店など幅広く経験済み。
調理技術はもちろん接客サービスや店舗管理能力も優れているという。
飲食店経営/飲食コンサル/人材マネジメント/店舗管理/等
飲食業を突き詰めた…男?笑

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くらうんくん
くらうんくん

ぴえろよ!

ブリについて教えてくれんかのぉ?

ぴえろ
ぴえろ

ブリ?いいよ!

くらうんくん
くらうんくん

スーパーで売っているのを見かけてのぉ…

ブリがどんな魚か詳しく知りたいのじゃ!

ぴえろ
ぴえろ

わかった!じゃあまとめていくね。

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鰤(ぶり)の知識について

日本では古くから親しまれてきているブリ。

脂肪分の多い魚であることから『あぶら』が変化し『ぶら→ぶり』になったと言われています。

身は白いですがアジ科で赤身の魚という分類です。

ブリの生息域や旬の時期

<標準和名>

  • 鰤(ぶり)

<主な生息域>

  • 沖縄を除いた日本各地に生息。

<旬の時期>

  • 旬は冬

 

くらうんくん
くらうんくん

ブリの旬は冬なのじゃな?

ぴえろ
ぴえろ

そうだね。寒い時期が旬の魚だよ!

寒い時期が旬の鰤

ブリの産卵期は暖かい南の地域の方が早く、2月〜7月にかけてです。

産卵前の冬が旬の魚ですが、養殖も盛んに行われており年間を通じて流通し値段も安定。

天然もののブリは旬の冬の時期を除けば、身が痩せてあまり美味しくありません。

ぴえろ
ぴえろ

天然のブリと養殖のブリについて、詳しくまとめておくね。

くらうんくん
くらうんくん

気になるところじゃのぉ。

よろしく頼むのじゃ!

天然のブリと養殖のブリの違いについて

脂ののった身が特徴のブリですが、天然のブリは旬の冬を除けば脂ののりが悪く身が痩せています。

対して養殖のブリは年間を通じて味が安定しており、いつでも脂ののったものが入荷されている。

どちらかというと値段は養殖のブリのほうが高値で取引されており、人気が高いのも養殖のブリの方です。

天然のブリは余分な脂がついていないため身が赤っぽく、養殖のブリは脂がたっぷりのっているので、身が白くテカテカしている。
ぴえろ
ぴえろ

天然のブリは身がしまっているから、モノによっては焼いたりするとパサパサすることもあるね。

安定して美味しい養殖の方が、微妙に値段が高いって印象かな?

くらうんくん
くらうんくん

なるほどなのじゃ…

養殖の方がぶっちゃけ言うと美味しいということなのじゃな。

ぴえろ
ぴえろ

好みだけどね…養殖の方が美味しいっていう人の方が多いかな。

出世魚で大きさによって名前が変わる

ブリは出世魚で70~80センチ以上の大きい魚体のものを指します。

このサイズより小さくなれば呼び名が変わり、ブリではなくなるので注意が必要。

モジャコ(稚魚)→ワカシ(10~30センチ)→イナダ(30~60センチ)→ハマチ(60~70センチ)→ブリ

他にもツバス→ハマチ→メジロ→ブリなど、地域によって呼び名が変わります。また大きさも地域によってまちまちで、明確な規定はありません。

ぴえろ
ぴえろ

大きくなればなるほど脂がのる魚だよ。

くらうんくん
くらうんくん

ハマチは好きじゃ!

ブリの小さいものをハマチと呼ぶのじゃな…

鰤の仲間について

ブリの仲間で見た目もほぼ同じ魚が2種類存在します。

  • カンパチ→冬が旬の魚
  • ヒラマサ→夏が旬の魚

どちらも高値で取引されている魚で、味も美味しく人気が高い。

ほぼ同じ外見のブリとヒラマサの見分け方は、ヒラマサの方が体が平たく黄色の模様が鮮やか。ブリの上顎は角ばっているのに対して、ヒラマサは丸いといった特徴があります。

ブリとカンパチとの見分け方については、以前の記事でご紹介しているので、興味のある方は下記の記事を参考にしてみてください。

カンパチの知識/選び方/旬の時期/おすすめの食べ方
カンパチは下記の3つのポイントに当てはまるものが新鮮です。 目が澄んでいるもの エラが鮮やかな紅色をしている 腹部を触ると硬さを感じる 養殖物は体に丸みがあり尾の先が描く線が曲線の物が多く、体全体に黄色味が強い。 対して天然物は体が引き締まりややスリムで、尾の先が中心で鋭く切り込みが入ったような形をしています。
ぴえろ
ぴえろ

この魚はブリと同じ仲間で、見た目もほとんど一緒だよ。

くらうんくん
くらうんくん

見た目が違うのに、ヒラマサは旬の時期に違いがあるのじゃな…

面白いのぉ!

美味しい鰤の選び方

美味しいブリの選び方は下記のポイントを見て選んでください。

  • 触ってみて硬さを感じるもの
  • エラが鮮やかな紅色をしているもの
  • 皮や身に傷がなくツヤのあるもの
  • ふっくらした魚体で大きいもの

これらに当てはまるブリは新鮮で美味しいものになります。

切り身の場合は血合いの色が綺麗な赤色で、黒や茶褐色に変色していないものを選びましょう。
ぴえろ
ぴえろ

選ぶときはこれを参考にしてね!

くらうんくん
くらうんくん

了解なのじゃ!

見かけたらこれを見て買ってみるのじゃ。

鰤の生臭いニオイをとるコツ

脂ののった魚であるブリは、鮮度が落ちやすく生臭みが出やすい魚です。

鮮度の良いブリを購入できれば良いですが、少々時間がたってしまったものは下処理として『霜降り』をすれば臭みが抜けます。

【霜降りって?】お湯にサッとくぐらせることで臭みを抜く調理技法のこと。

  • ボウルにブリを入れ、80℃前後のお湯を注ぎ入れた後優しくかき混ぜる
  • 表面が白く変色すれば差し水をし冷ました後、水から引き上げる

お湯の温度が高すぎると皮が破れてしまうので注意が必要です。ちょうどいい温度で霜降りすると、差し水中に鱗も手で簡単にとることができるので下処理もラク。

ぴえろ
ぴえろ

ブリ大根とか煮物にする場合は霜降りすると、臭みやクセを抜くことができるよ。

面倒だけど結構大事な下処理だね。

くらうんくん
くらうんくん

料理は一手間が大事なのじゃな…

やってみようかのぉ。

まとめ

  • 身は白いが実は赤身の魚の分類
  • 天然の身は赤っぽく、養殖は白い
  • どちらかというと養殖の方が人気
  • ヒラマサやカンパチの仲間
  • 出世魚で大きさによって名が変わる
  • 大きくなるにつれて脂がのる魚
ぴえろ
ぴえろ

まとめるとこんな感じかな?

くらうんくん
くらうんくん

勉強になったのじゃ!

ありがとうなのじゃ。

コメント

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