
飲食店で売上を上げる方法って何があるのじゃ?

細かくいえば色々あるけど、要は客数を増やすか客単価を上げるかのどっちかになるね。

ほーなるほどなのじゃ…
客単価を上げるっていうのがイメージつきづらいのぉ。
どういう方法があるのじゃ?

その質問には私がお答えいたしましょう。

じょーかーさん!
客数には天井があり、客単価には天井がない。
『満席御礼!だけど客単価が低く売り上げが少ない…』
解決方法は回転率を上げるための工夫をするか、顧客満足度を減少させずに客単価を上げるなどがあります。
今回は客単価という項目に着目し、すぐにできるお勧めの方法4つをご紹介いたします。

客単価を上げる具体的な方法についてお話しましょう。
簡単にできる方法4つをご紹介させていただきます。

おー気になるのじゃ!

お願いします!
①メニューブックの工夫をする
メニューブックは販売促進に大きく貢献する重要なツールです。
工夫次第ではお客様の満足度を上げながら客単価を上げることも可能。
何気なくメニューを作成するのではなく、明確な目的を持って作成することが大事です。

コントラスト効果はご存知でしょうか?

コントラスト効果?

何なのじゃそれは?
コントラスト効果について
心理学でこのような用語があります。
これは心理現象の一種で、人間が無意識のうちに複数の選択肢を相対的に比較することを利用した心理テクニック。
毎月の客数が約1000名のラーメン屋の場合。
<メニュー例>
- Aラーメン800円
- Bラーメン1000円
上記のメニューがあった場合お客様は、初回はAラーメン800円を頼む確率が非常に高いです。
毎月1000名×800円=売上80万円
しかし現状のメニューに1つ加えると…
<メニュー例>
- Aラーメン800円
- Bラーメン1000円
- Cラーメン1200円
この場合Bラーメンが相対的に見て安く感じられ注文数がNO.1のラーメンへと変貌を遂げます。
毎月1000名×800円=売上100万円
メニューをたった1つ増やすだけで、売上が約20%アップする見込みがあるというわけです。

これがコントラスト効果というものです。
活用することで売上の増加が見込めます。

メニューを一つ増やすだけで凄いのぉ!

メモメモ…
写真と売りたいメニューの配置の工夫
メニューに写真の掲載がされているかされていないかで、注文率が変わってくるというもの。
また1番初めに目がいく所に、大きく売りたいメニューを配置しておけば注文されやすいという特徴があります。
写真の貼り付けはすべてのメニューにする必要はなく、粗利の高いメニューや看板メニューなどポイントポイントに貼り付けておけば、それだけで注文数は変わり売上アップに役立ってくれます。

メニューに写真があると注文されやすいです。

売りたいメニューを目立たせる効果があるのじゃな!

活用することで売上の増加が期待できそうだね。
キャッチコピーに感情を込める
『売上を上げるために単価の高い商品を記載したが注文されにくい…』
この場合はメニューにキャッチコピーをつけると効果的です。
- 手間暇かけて作る
- 産地直送
- こだわり抜いた食材
など商品名の前につけると注文率が上がります。
またオノマトペ(ふわふわ・トロトロ・さくさくなどの擬音語)をつけると注文率も上がり、顧客の満足度も上がる傾向があります。

メニューは工夫次第で効果が出やすい販売促進ツールです。

キャッチコピーにオノマトペ…

これは聞いたことなかったなぁ…
②スタッフの売り込み
お店のスタッフが「本日のオススメ」や「お料理のシメに…」などとお客に追加注文のアプローチを行うと比較的追加の注文が取れやすい傾向にあります。
すぐにできて簡単に客単価を上げることが可能な方法。
声かけをするならなるべく接客の経験が長いスタッフなどに行わせるようにする。
新人スタッフには適切な接客を判断できるように教育するなどの必要があります。

すぐにできて客単価に直結する項目です。

追加で一品頼まれるだけでも、大幅に客単価は上がるね。

わしでもできそうなのじゃ!
③店内POPで注目度を高める
自店舗にメニューのポスターを貼っておいたり、ファーストフード店や喫茶店でよく見かける卓上スタンド(テーブルに立ててあるPOP)などを置いておけば、注文数向上や提供待ち時間の短縮が期待できます。
- 通常メニューより単価の高い「期間限定メニュー」などのポスターを貼っておけば客単価向上につながる。
- 卓上スタンドに「セットメニュー」や「デザートセット」などを記載しておけば、追加注文されやすく客単価が上がりやすい。
ファーストフード店などで置いてある店内ポップには『お子様用メニュー+間違い探しの絵』など工夫されたものもあります。料理が出てくるまでの間に暇つぶしができ、結果満足度を高める効果も期待できます。

工夫次第で色々な効果が期待できる項目です。

なるほどなのじゃ!
勉強になるのぉ。
④店内イベントを企画する
来店者に向け店内でのイベントを企画し、販売促進の効果を上げる方法。
イベントには雰囲気を盛り上げ、お客様に無理なく追加注文をオススメすることが期待できます。
<イベント例>
- 平日限定で20時と22時に通常の値段より安く一部の料理を提供。
- 予約制バースデーケーキで単価を底上げ。
- じゃんけん大会などのゲーム系イベントで盛り上げる。
- お客様の目の前でマグロを解体し提供する。
やり方は様々存在し、少し安めの値段設定で追加注文をとったり、お客が再来店するキッカケを作ったりなど目的に応じてイベントを企画していく。
その結果お店のファンになり特別な日に使って頂けたり、単価の高いコースの注文やお客様が友人紹介してくれたりと良い結果が生まれます。

イベントに合わせて準備は必要ですが、これも比較的簡単に行える方法です。

イベントとな?
楽しそうじゃのぉ。

今回もすごく勉強になったね。
まとめ
- メニューを工夫することで売上の増加が見込める
- スタッフでの売り込みを行う
- 店内にポップを貼り追加注文を促す
- イベントを企画し客単価の増加を狙う

私の経験則ですが、やはりお店によってベストな方法は違います。
自分のお店のコンセプトにあった工夫が必要と言えるでしょう。

やっぱり奥が深いのぉ。
疑問が解決できて良かったのじゃ!

今回も勉強になったね。
ありがとうございました!
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