
ぴえろよ!
この間話に出た筒イカについて教えて欲しいのじゃ!

筒イカ?
いいよー!

どんなイカのことなのか、詳しく頼むぞよ。

わかった!じゃあまとめいくね。
筒イカの知識について
甲イカはモチっとしていて甘みのある身が特徴ですが、対して筒イカ類は上品でさっぱりとした味わいのものが多いです。
ずんぐりした体型の甲イカに対して、縦に細長いのが特徴の筒イカ。
代表的なものはヤリイカ・アオリイカ・ケンサキイカ・スルメイカの4種類で、寿司屋などで重宝される比較的高値のイカです。
ヤリイカ/アオリイカ/ケンサキイカ/スルメイカの生息域や旬の時期
<標準和名>
- 槍烏賊(やりいか)
- 障泥烏賊(あおりいか)
- 剣先烏賊(けんさきいか)
- 鯣烏賊(するめいか)
<主な生息域>
- 沖縄を除く日本各地で生息
<旬の時期>
- ヤリイカ→冬が旬
- アオリイカ→晩春から夏が旬
- ケンサキイカ→春から夏が旬
- スルメイカ→夏が旬

なるほどなのじゃ!
この4種類が筒イカと呼ばれるイカなのじゃな?

他にも存在するけど、代表的なのはこの4種類だね。
筒イカの豆知識
筒イカの代表格である4種類の中でも、一番高値で取引されるのがアオリイカ。
暑い時期に美味しくなるイカで、同時期に旬のケンサキイカも旨味成分が多く非常に美味。
ヤリイカは冬が旬で甲イカと旬の時期か被り競合します。国内産のものは少なく南アジアなどからの輸入で補っています。
国内で漁獲されるイカの半分以上がスルメイカで、値段はこの中でも一番安価。生や冷凍、加工品と用途は多様。

それぞれ特徴があって、どれも美味しいイカたちだね。

勉強になるのじゃ!
美味しい筒イカの選び方
イカは獲れて間もない頃は、身に透明感があり透けているのが特徴です。
時間が経てば茶色に変色、その後もっと鮮度が落ちれば白くなっていきます。
また触ってみて身にハリがあるものも新鮮な証拠。
鮮度と美味しさは直結しますので、美味しいイカは身の色を見て選別しましょう。

できるだけ色に透明感のあるものの方がいいね。
身が引き締まっていて目が黒く輝いているものも新鮮な証拠だよ。

勉強になるわい。
わかったのじゃ。
乾物であるスルメについて
イカを天日干しにし、乾燥させて作る鯣(するめ)。
筒イカの中でも一番よく加工されているのがスルメイカです。
値段も一番安価で漁獲量も多く、名前の由来もこちらのイカがもっともスルメに適しているから。
冠婚葬祭などで重要視され、古くから日本人に馴染みの深い加工品とも知られています。

名前にスルメってついているぐらいだから、干物にするのもこれが主流だね。

スルメは酒のあてに最高じゃな!
ためになるのぉ…
筒イカの捌き方
イカの捌き方はコツをつかめば案外簡単に捌くことができます。
- 胴と目のついた頭の部分のつながっているところに指を入れ、剥がして引くと内臓ごと引き抜けます。
- 足は長い2本(生殖器の部分)を切り落とし、食感が悪くなる吸盤は包丁を立ててこそげ取る。
- 胴は内側についている細長い軟骨を指で剥がしてとり、えんぺら(耳の部分)を持ち上に引っ張れば皮ごと剥がすことが可能。
- 皮の剥き残しがあれば、ペーパーなどをつかってこすれば綺麗に剥けます。

捌き方は結構簡単だよ。
身にもアニサキスが結構いるから、刺身で食べる時は細かく飾り包丁を入れるべし。

なるほどなのじゃ!
細かく切り込みを入れるのは、寄生虫が原因じゃったとは…

食べやすくするっていう理由もあるよ!

了解なのじゃ!
まとめ
- 筒イカは上品でさっぱりとした味わいが特徴のイカ
- 寿司などではアオリイカ、ヤリイカ、ケンサキイカが代表格
- スルメに一番加工されるのがスルメイカ
- 旬はものによって違う
- 身に透明感があるものが新鮮な証拠

まとめるとこんな感じかな?

ためになったのじゃ!
ありがとうなのじゃ。
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