
ぴえろよ!
この間スーパーで見かけたサワラについて教えて欲しいのじゃ!

サワラか!いいよー!

それじゃあよろしく頼むぞよ。
鰆(さわら)の知識について
古くから冠婚葬祭に使用されてきた魚で、懐石料理などにつきもののサワラ。
以前は漁獲量が少なく高級魚として流通していましたが、温暖化の影響により漁獲される地域も増え値段が下がってきています。
名前の由来はほっそりした魚体から『狭い腹(さはら)』と名付けられた説が有力。
サワラの生息域や旬の時期
<標準和名>
- 狭腹(サワラ)
<主な生息域>
- 南日本に生息。温暖化により今では青森などでも漁獲される。
<旬の時期>
- 秋から春にかけてが旬

昔は高級魚じゃったのじゃな。
今は購入しやすい値段になっておるのぉ。

漁獲量が増えて値段が下がった魚だよ。
サワラの旬について
サワラの産卵期は5月~6月であり、産卵のために瀬戸内海に集まり昔からよく獲れたので、関西では春頃が旬の魚。
漢字も魚へんに春と書き『鰆(さわら)』と呼びますが、脂ののりが良いのは産卵前の冬場。
12月~2月にかけてが一番味よく美味しいので、関東などでは冬が旬とされています。

よくとれる時期より、産卵前の方が脂がのっているってのは知っておいた方がいいよ。

なるほどのぉ!
味がいいのは冬で、安く買えるのは春頃ってことじゃな?

そうだね!
漁獲量が増える春は比較的安価で購入が可能だよ。
美味しいサワラの選び方
美味しいサワラの選び方は下記の4つのポイント。
- 目が濁っておらず澄んでいるもの
- 身がしっかりとしており硬いもの
- 体の色が銀色で光っており、皮にハリがある
- お腹がふっくらと丸みがある
これらに当てはまるものが美味しいサワラです。

サワラを買うときはこのポイントを見て選んでね。

了解なのじゃ!
サワラのオススメの食べ方
50センチ以下の若魚である時期は『サゴシ(サゴチ)』と呼ばれ、年間を通して入荷が多く値段は安価。50~60センチは『ヤナギ』といいます。
それ以上大きくなれば『サワラ』と呼ばれ、大きくなれば大きくなるほど脂がのり、味がよく値段も高くなります。
新鮮なものであれば刺身で、他にも煮物や焼き物など幅広く活躍できる魚ですが、やはりサワラといえば幽庵焼きがメジャー。
【サワラの幽庵焼き】
- サワラを好みの大きさにカットする
- 醤油:みりん:酒=1:1:1に輪切りのすだち(ゆずでも可)を入れ調味液を作る
- サワラを調味液に漬け込み、20分ほど置く
- 魚焼きグリルなどで丁寧に焼けば完成

料理屋ではハケで調味液を塗りながらじっくり焼いていくけど、家庭なら漬け込んで焼けばオッケーだよ。

幽庵焼き…
食べてみたいのじゃ。

漬け込むことで魚の臭みも取れて美味しく食べれるよ!
機会があったらやってみて?

わかったのじゃ!
まとめ
- 古くから冠婚葬祭で利用されてきた魚
- 温暖化の影響で漁獲が増え値段が下がってきている
- サゴシ→ヤナギ→サワラと大きさで呼び名が変わる
- 目や皮の色を見て鮮度を見極める
- 幽庵焼きが食べ方のメジャー

まとめるとこんな感じかな?

勉強になったのじゃ!
ありがとうなのじゃ!
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