
ぴえろよ!
白身魚の王様といえばなんじゃ?

うーん…一般的にはタイじゃない?

おーやはりそうなのじゃな!
じゃあ今回はタイについて詳しく教えてくれんかの?

いいよーじゃあまとめてくね!
鯛(たい)の知識について
古来から大人気の白身の王様であるタイ。
「おめで鯛」「ありが鯛」など縁起の良い魚としても知られており、正月料理の中心にもなる魚。
正式名称は真鯛で、獲れる時期により『桜鯛』や『紅葉鯛』など呼び名が変わります。
タイの生息域や旬の時期
<標準和名>
- 真鯛(マダイ)
<主な生息域>
- 北海道南部、東シナ海、台湾付近にまで生息
<旬の時期>
- 旬は春だが通年美味しく食べられる

なるほどのぉ。
タイの旬は春なのじゃな?

一応旬は春だけど、あんまり気にしないでいいかなぁ…
鯛の旬の時期について
タイの産卵期は3~6月頃で、産卵後には味落ちしますがすぐに回復する魚。
全国的に漁獲されており、また産卵期も南と北ではかなり違いがあることから、いつでもどこかに味の良いものが流通しています。
春に獲れる桜鯛や、秋に獲れる紅葉鯛など地域によって旬が異なる魚とも言えるでしょう。

冷蔵技術も発達した現代では、どこでも美味しい鯛が食べられるってことだね。

旬はそこまで気にせんでも良いのじゃな。
技術の進歩に感謝せんとのぉ…
鯛の種類について
タイの人気は古来から不動のもので、その人気に乗じて〇〇タイという魚が数多く存在します。
ですが実は国内で獲れるタイ科のタイは13種類しかおらず、その中でもよく食べられるのは6種類のみ。
【タイ科・タイの種類】
- 真鯛(マダイ)/一般的にタイと言えばこの種類。味もよく養殖も盛んで値段が安定している。
- 血鯛(チダイ)/夏が旬の魚で、真鯛に次いで高値で取引されている。真鯛とよく似ている魚で、見分け方は尾びれの縁が黒いものが真鯛、黒くないものがチダイ。
- 平鯛(ヘダイ)/秋から春が旬の魚で、刺身としても美味。黒っぽい魚体で西日本でよく獲れる。
- 黄鯛(キダイ)/春と秋が旬の魚で、西日本で漁獲が盛んな魚。赤い魚体に黄色い線が入っていることからこの名がついた。レンコダイとも呼ばれ、主に焼き魚として食べられるのが主流。
- 黒鯛(クロダイ)/秋から春が旬の魚で、別名チヌとも呼ばれる黒い魚体をした種類。刺身や一匹丸ごと炊き込む「ちぬ飯」などが有名。養殖鯛の人気に後押しされ、最近は値が落ちてきている。
- 黄鰭(キビレ)/春から夏にかけてが旬の魚で、黒鯛に黄色い色が混じったような外見をしている。別名キチヌとも呼ばれ、非常に味もよく最近流通数も増えてきている魚。

知っておきたいタイの種類はこの辺りだね。
真鯛よりも安く手に入るし、どれも結構美味しい魚だよ。

なるほどのぉ。
お主が一番美味しいと思うタイはどれじゃ?

うーん…やっぱダントツで真鯛かな。笑
天然と養殖の見分け方について
天然のタイは養殖のものの3~4倍ほどの高値で取引されています。
最近では養殖の技術も上がってきており、養殖のタイでも十分に美味しいですが、やはり天然物のタイは身の締まりが段違い。
天然と養殖の見分け方は主に4つ。
- 鼻腔(鼻の穴)が2つ、左右合わせて4つとはっきりと分かれているものが天然
- 表面の色が鮮やかな赤色をしているものが天然で、黒っぽいものが養殖
- 魚体がシュッとしまっているものが天然で、肥満体のものが養殖
- 尻尾の先が尖っているものが天然で、丸くなっているものが養殖
これらのポイント全てを見て選別します。
※天然の鯛の写真
※養殖の鯛の写真
- 天然は鼻の穴が4つあるのに対して、養殖ものは1つに繋がっていたりはっきり分かれていません。ただし養殖物でもたまにハッキリ分かれているものもあるので注意。
- その場合は他のポイントも合わせて選別しましょう。養殖ものは比較的浅瀬で養殖されているため、日焼けし皮の色が黒っぽく変色します。
- また狭い場所で回遊しているため、網などで尻尾が削れ丸みを帯びているものが多い。
- 餌の影響から養殖ものの方がよく肥え脂がのり魚体が丸い。天然物は厳しい海流を乗り越え移動するので、身がしまっています。

天然と養殖の見分け方はこれを参考にしてね。
今後は養殖も天然物により近くなると思うけど、今はこれで見分けることができるよ。

よーくわかったのじゃ!
勉強になるのぉ。
天然と養殖の味の違い
養殖の技術が発達した今では、養殖物の方が美味しいという人も少なくありません。
よく肥えるよう配合された餌を与えているため、よく脂がのっていることが養殖の特徴。
天然物の一番のポイントは、寝かせて美味しさが増すというところ。1〜2日寝かせることでアミノ酸が増え旨味が増します。

家庭で食べるなら養殖のタイで十分じゃないかな…
焼いた時に美味しいと感じるのは、やっぱ養殖の方かもね。
天然は寿司とか刺身とかが一番って印象かな。

こういう話は有難いのぉ…
ありが鯛。鯛だけに笑

ツルンツルンに滑ったね。笑
美味しい鯛の選び方
タイは目が澄んでいて、エラが鮮やかな紅色をしているものを選びましょう。
また目の上がアイラインのように青く光っているうちは新鮮で、鮮度が落ちるとこの青い色がなくなる特徴があります。
切り身を選ぶときは血合いが鮮やかな赤い色をしており、白身に透明感があるものを選びましょう。また触ってみてハリがあるものは鮮度が良い証拠です。

タイを選ぶときはこれを参考にしてみてね!
大きくなりすぎると味が落ちるから、理想は40~50センチのものがいいと思う。

了解なのじゃ!
まとめ
- 白身の王様で不動の人気
- 古くからの縁起物
- 国内でよく食べられているタイ科のタイの種類は6種類
- 天然と養殖は鼻や尻尾、魚体の色などで見分ける
- 目が澄んでいて、エラが黒ずんでいないものがいい

まとめるとこんな感じかな?

勉強になったのじゃ!
そういやぴえろよ。
この間誕生日じゃったよのぉ?

おー覚えててくれたんだ!
もう過ぎてるけど。笑

誕生日はやっぱりおめでたいのぉ。
おめで鯛…

いや無理やりブチ込まんでええわ!笑
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